皆さんは、ご自分の『姿勢』に悩まれていませんか?
姿勢に関するよくあるお悩みは、
「猫背」と「反り腰」だと思います。
首が前に出て、
肩が前方に出ているような姿勢の『猫背』。
お腹が前に出て、
腰のあたりがくぼんだようになる『反り腰』。
このような悪い姿勢が長く続いてしまうと、
体の不具合につながってしまうことはよくあります。
では、姿勢を悪くしてしまっている原因は
何なのでしょうか?
また、姿勢を改善するには
どうしたらいいのでしょうか?
今回は運動の観点から、
『姿勢』について話していきたいと思います。
◾️良い姿勢とは
姿勢を改善すると言っても、
自分が良い姿勢なのか悪い姿勢なのかを
知らなくてはいけません。
そこでまずは、
「適切な姿勢」がどのようなものなのかを
説明していきたいと思います。
ぜひ、出てくる項目が
自分に当てはまっているかを確認してみてください。
確認する方法としては、
「いつも通りの立ち姿」を真横から見る方法です。
見るポイントとしては、
「耳たぶ」、「肩の先端」、「お尻横の骨」、
「膝」、「くるぶし」の5箇所が
一直線上に並んでいるかどうかです。
例えば、「猫背」の人は、
「耳たぶ」や「肩の先端」の位置が他の位置に比べて
前に出ていることがよくみられます。
また、「反り腰」の人は、
「お尻横の骨」や「膝」の位置が他の位置に比べて
前に出ていることがよくみられます。
このように、この5箇所の位置で今の姿勢が
どのような姿勢に分類されるのかが
簡単ではありますが、知ることができます。
ぜひ、皆さんも確認してみてください。
※服のシワにより、おおよその位置にマークしてあります。
◾️姿勢を悪くしている原因
では、この姿勢の変化は何が原因なのでしょうか。
1番の原因は筋肉のバランスだと考えます。
このバランスというのは、
筋肉の量や、柔らかさ/硬さのことを指しています。
例えば、猫背のような姿勢の人の場合は、
「胸の筋肉」と「肩甲骨の筋肉」のバランスが
崩れていることが多いようにみられます。
この2つの筋肉は肩を挟んで、
前に胸の筋肉、後ろに肩甲骨の筋肉があります。
胸の筋肉が縮んだまま(収縮)になって、
肩甲骨の筋肉が伸び切る(伸長)ようになると、
肩が胸の筋肉によって前方に引っ張られて
前に出てきてしまいます。
その結果、胸の背骨も前方に丸まってしまい、
頭も前に倒れてきてしまうことになるのです。
このような現象が足の筋肉や体幹部の筋肉など
様々な場所で起こってしまうことで、
姿勢がだんだんと悪くなってしまうのです。
◾️姿勢を直すには
上記のように、
筋肉のバランスの崩れによって悪くなった姿勢は、
そのバランスを整えなければ
よくなることはありません。
その方法としては、
①縮んだままの筋肉を伸ばして、元に戻す。
②伸び切ってしまう筋肉をしっかり縮むようにする。
の、2つの方法に取り組んでいくことが必要です。
方法①では、
主に「ストレッチ」を行なっていく必要があります。
姿勢をよい形まで戻そうとする時に、
縮んだままで邪魔になっている筋肉が
どこかをみつけ、
ストレッチを行なっていきます。
縮んだままになってしまっている原因が、
強度の高い運動を定期的に行なっていたり、
特定の姿勢や動作を
頻度高く行なっていたりすることが多いので、
ストレッチをする頻度としても
可能な限り毎日行なうのが
ベストなのではないかと思います。
方法②では、
やはり、「適切な運動」が必要になってきます。
筋肉が伸び切ってしまっているということは、
日常生活でも使うことが少なく、
筋力自体も弱くなっているとみられます。
そこで、適切な運動を行ない、
筋肉を強く、使えるものにすることで、
筋肉の状態も変化させていくことが重要です。
しかし、運動の方法や進め方には注意が必要です。
その部分を間違ってしまうと、
せっかく運動をしても弱い部分を鍛えられず、
使いやすく、得意な筋肉の力ばかりを
使うような動作になってしまい、
よけいに筋肉のバランスを
崩してしまうことにもなりかねません。
筋肉に力をしっかり入れられるかどうか、
適切な動作で行なえているかどうかなどを
一つひとつクリアしながら進める方が、
より効果的な運動ができるはずです。
◾️おわりに
姿勢の改善をするために、
「運動」は効果的な方法の一つだということを
知っていただけましたでしょうか?
今回は「筋肉のバランス」について
中心に話しましたが、
運動から得られる効果はこれだけではなく、
多くのメリットを得ることができます。
私たちいのラボでは、
トレーニング中にも姿勢についてのポイントなども
お伝えしながら指導をさせてもらっています。
気になる方はぜひ一度、お越しください。
新潟市中央区パーソナルジム【Body make studio いのラボ 中央区近江店】