皆さんは腰痛になったことはありますか?
私自身もなったことはありますし、
現在、私たちのジムに通われている方の中にも
腰痛に悩まれている方はいらっしゃいます。
もし、腰痛になった場合は
整形外科で医師に診てもらったり、
接骨院などで治療を受けることは
良いことではあります。
ただ、私たち運動指導者からすると、
腰痛にならないように予防することも
重要だと考えています。
一度、腰痛になったことがある人は
繰り返し痛めてしまうことが多く、
その原因は日常生活で腰に負担がかかってしまう
動作や姿勢ではないかと考えます。
その根本を改善しなければ、
本当に〈治った〉とは言えない
のではないかと思っています。
その改善のためには、
『誰かに治してもらう』ことに頼らず、
運動を通して『自分で予防する』ことが必要です。
その方法の第一歩として、
ストレッチングがあります。
特に、腰周辺の筋肉にはもちろんですが、
股関節周辺の筋肉に対して行なうことも
効果的だと考えていますので、
今回は腰痛の予防になる、
股関節周辺のストレッチングをお伝えしていきます。
■腰痛の根本を改善
「腰が痛いのに、
なぜ股関節の筋肉のストレッチングなのか」
と疑問に思う方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
もちろん、
腰の痛みの原因が腰の筋肉の疲労で、
その筋肉をストレッチすることで
よくなるようであれば、股関節ではなく
腰のストレッチングをした方がいいです。
しかし、私が考えるに、
腰の痛みは「結果」であって、
その結果を引き起こしやすいのが
股関節周辺の筋肉の不具合ではないかと
考えています。
特に、もも前の筋肉の
「腸腰筋」「大腿四頭筋」という筋肉。
それらの筋肉は腰の背骨や骨盤に付いていて、
この筋肉が固くなると背骨や骨盤を
前方に引っ張るような形になってしまい、
腰が反った姿勢をつくりやすくなるのです。
その結果、
腰周辺の筋肉が凝り固まりやすくなり、
筋肉としての機能が働きにくくなっているときに
負担がかかると、痛みが出てくる、
ということになります。
つまり、痛い場所の腰周りの筋肉を
整えて良くするだけでなく、
腰への負担を大きくしている原因の
股関節の機能低下を改善しないかぎり、
腰痛を本当に改善したとは言えないのです。
■オススメのストレッチ方法
腰痛になぜ、
股関節のストレッチングをした方がいいか
という理由は、知っていただけましたでしょうか?
では最後に、オススメのストレッチングの方法を
ご紹介したいと思います。
①足の付け根のー腸腰筋ストレッチング
1.片ヒザを立て、もう片足は後ろに伸ばす。
2.前足に手をそえて支えながら、
おしりを前に移動させる。
3.上半身(胸やお腹)は正面を向いたままにする。
4.後ろ足の付け根前方に伸ばされる感じがあればOK。
②モモの前ー大腿四頭筋ストレッチング
1.下の足をかかえるようにお腹の前まで上げる。
2.上の足の足首(もしくは足の甲)を持ち、
ヒザが曲がったまま背中の方へ引っ張る。
3.上の足のヒザができるだけ背中側にいくようにする。
4.上の足のモモ前に伸ばされる感じがあればOK。
この2つのは、先ほどお話しした、
固くなると骨盤を前に引っ張ってしまう
筋肉へのストレッチングです。
特に②のものは、
伸び感が強く感じられるものですが、
強くしすぎると逆に筋肉を痛めてしまう
可能性があります。
ですので、「痛きもちいい」くらいの強さで
行なうようにしましょう。
また、ストレッチさせる時間ですが、
大体20〜30秒を目安に行なうと
効果的だと言われていますので、
目安にしてみてください。
■おわりに
「腸腰筋」「大腿四頭筋」の筋肉は、
日常で多く動く人だけでなく、
デスクワークの方や車の運転をよくする人も
固くなりやすいです。
ですので、
腰痛でない方でも予防として行なうことはもちろん、
筋肉がほぐれると動きやすくなるので、
日常をより過ごしやすくするためにもぜひ、
やってみてください。
私たちいのラボでは、筋トレだけではなく、
皆さまのお身体へのお悩みもお聞きし、
今回のようなストレッチングの方法も、
必要であればトレーニング中に教えています。
また、近江店は
「いのラボ接骨院 近江院」と併設しているので、
場合によっては接骨院の先生へ
すぐ相談することもできます。
体のお悩みや運動に対して疑問がある方は、
お気軽にお越しください。
新潟市中央区パーソナルジム【Body make studio いのラボ 中央区近江店】