こんにちは。
ボディメイクスタジオ いのラボ 近江店の西潟です。
今回のブログでは、今までお話してきた
「呼吸トレーニング」の『実践編』ということで、
基礎的なエクササイズを2種類、
ご紹介したいと思います。
■ポイントを抑えよう!
まず、基本のポイントがあります。
① 緊張せずに行なう
エクササイズ中は力まずに
行なうようにしましょう。
力んでしまうと首や肩に力が入ってしまい、
胸を膨らませる呼吸に
なってしまうやすくなります。
(胸を膨らませる呼吸の弊害はブログ②参照)
② できるだけ鼻呼吸で行なう
エクササイズ中はできるだけ
鼻呼吸で行ないましょう。
もし鼻呼吸がくるしい場合は、
息を吐くときは口で行なっても大丈夫ですが、
息を吸うときは鼻で
できるようにしてみてください。
③ 呼吸のリズムを一定にする
呼吸をするときの「吸う」「吐く」の時間を
一定に保ちながら行ないましょう。
例えば、「吸う」「吐く」の時間を5秒と決め、
「5秒かけて息が満杯になるまで吸い」
「5秒かけて息をすべて吐く」
のリズムを続けながら
エクササイズを行なうということです。
秒数はご自身ができる時間で大丈夫ですが、
長い時間で行なえれば行なえるほど効果的です。
目標は10秒です。
注意点として、
最初に吸い過ぎたり吐きすぎたりすると
時間の後半で息がきつくなるので、
時間の終わりと呼吸の終わりを
合わせるように行ないましょう。
これらのポイントを抑えながら
行なってみましょう!
■一緒にやってみよう!
1種目目は「あお向けエクササイズ」です。
【方法】
1. あお向けになり、両膝を曲げて、
足裏を床に付ける。
2. 呼吸の秒数を決める
(はじめは3~5秒ほど、
慣れてきたら徐々に時間を増やす。)
3. 決めた時間に合わせて、
息が満杯になるまでゆっくりと吸い、
息を全てゆっくりと吐く
このエクササイズは呼吸のリズムや
呼吸量をどれくらいコントロールできるかに
集中するエクササイズになります。
基本のポイントの③を、
特に意識を向けながら行なってください。
意識をお腹周りに向け、呼吸に合わせて、
お腹が膨らんだりしぼんだりしているかにも
注目しながら行ないましょう。
※両手はお腹に置いて、
お腹の動きを確認しながらでもいいですし、
慣れてきたら、手を床に置いて
行なっても構いません。
2種目目は「キャットポーズ」です。
【方法】
1. 四つん這いになる
(両手は肩の真下、
膝はお尻の下、つま先は立てる)
2. お腹を下から突き上げられるように、
背中全体で山をつくる
3. 基本のポイント③の呼吸を行なう
このエクササイズは、
背中全体で山をつくる姿勢をとることで、
【ブログ②】でも話した「肋骨が広がる」
ということを防ぐための筋肉を使いながら
呼吸トレーニングを行なうというものです。
「肋骨が広がる」ことを防ぐためには
腹斜筋や腹横筋の力が必要になるのですが、
背中全体で山をつくるように
背中を丸めるとそれらの筋肉が
使われるようになります。
また、両腕を肩から胸前にしっかり伸ばせると、
息を吸った時に胸が膨らみにくくしているので、
横隔膜が下へ降りやすくなるのも
このエクササイズの特徴です。
このエクササイズのポイントである、
「背中全体で山をつくる」
「両腕を肩から胸前にしっかり伸ばす」
ことができると、
お腹と胸が膨らみにくくなっているので、
背中の脇が呼吸に合わせて膨らんだり
しぼんだりする感覚が出てくるようになります。
呼吸トレーニングの種目を2種目、ご紹介しました。
他にも様々な姿勢や方法での種目もあります。
興味のある方は、ぜひ、
いのラボでトレーニングしてみませんか?